この世の中で価値があるものとして、金がありますよね。

お金という意味ではなく、物質の金のことを指しますが、ゴールドのアイテムは非常に高いことで知られています。

また、電子デバイスの中にも多く使用されており、意外と身近な存在でもあります。

その金ですが、FXと同じく相場が形成されており、日々その価格が変動しています。

実は、FXにおいても金相場は無視できないものとなっています。

では、金相場とは一体どのようなもので、FXとどのような相関性があるのでしょうか？

ここでは、金相場とFX相場の関連を紹介します。

金相場とは？

では、まずはじめに金相場とは一体どのようなものなのかについて紹介します。

金相場は、金市場において取引されることによって、金の価値が決定していきます。

世界4大市場があり、ニューヨーク、ロンドン、チューリッヒ、香港市場で主に金が取引されています。

ニューヨーク、ロンドンはなんとなくイメージが付きますが、スイスのチューリッヒにも大きな相場があるのには驚きですね。

その他では、インド、上海、日本でも大きな相場が形成されています。

大きな金市場があります。これら複数の市場で金の価格が決定されます。

これを見ると、アジア系で特に大きな市場が形成されているのが伺えますね。

各市場の取引が各々に対して影響を与えており、金相場が決まる仕組身となっています。

金の取引価格は毎日のように変動し、影響する要因もそれぞれ異なります。

代表的なところでは、金の供給量があります。

金の供給量が減少すれば希少価値は高まりますので、金の価格が上昇します。

金が採れる量には限度がありますし、産出国も多いわけではありません。

それもあって、使用した金を回収して再利用してまで利用するという動きも見られます。

需要と供給のバランスで金相場は変動していくわけですが、他にも経済政策として金融緩和が行われインフレが進むと、金の価格は上昇する傾向があります。

通貨の価値が下がってしまい、実物資産となる金の価値が上がるという傾向があります。

他にも、金利などの要因によって金相場は変動するリスクがあります。

現在の金相場の傾向は？

2018年からの金相場の傾向を見てみると、2018年1月に高値で推移していましたが、徐々に値下がりを見せて9月までその傾向が続きました。

その後、徐々に上昇に転じて2019年1月末までに前年の平均的な金額を上回っています。

しばらく膠着状態が続くかに見えていますが、今後の流れとしては上昇するという見立てが一般的です。

2018年を要約すると、世界経済は不確定要素が強ったことによって、資金が純金に流れるという傾向がありました。

やはり、トランプ大統領を筆頭とした不安定要素が大きかったことが要因と言えます。

それもあり、過去最高の5,171円という値を付けたのです！

2019年も株価が高止まりすることによって資金は戻ることはなく、円高によって国内金価格は少し値を下げると言われています。

為替相場との関連性は？

では、FX相場に絞ってお話します。

金相場においても、やはり一番影響力がある通貨がアメリカドルとなります。

日本円で金を買いたい場合は、日本円とアメリカドルの為替レートを投資家は重視する傾向があります。

このことから、金の価格が上がるとドル安状態になってしまい、金の価格が下がっていくとドル高となります。

これだけ密接に関連しているのですから、当然と言えば当然ですよね。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

金相場とFX相場は密接な関係を築いています。

FXのチャートをチェックするのも良いですが、たまにででも良いので金相場もチェックしておくと、参考になることもありますよ。