【「おねい、俺は絶対死なないから大丈夫だぞ。」】
【「おねい、俺は絶対死なないから大丈夫だぞ。」】
私には実は、亡き父がいます。
母が1人で私たち4人を育ててきてくれた家庭環境の中で、長女であった私は、
昔から私が父親代わりで弟や妹を私が守る!そんな思いの中でずっと生きてきたんですよね。
そんな私の家庭にも実は、、亡き育ての父がいます。
16歳から20歳までの約4年間、一緒に過ごした育ての父がいます。
彼は母と私たち4人の子供を、全力で守ってくれて愛してくれていました。
4人の子供を1人で育てていた母にとっては、やっと心の拠り所ができ
経済的にも裕福であった彼は私たちにお金にも心にも安心を与えてくれて
何より全身で愛してくれる穏やかな彼が、大好きでした。
お母さんが幸せそうで私たちも幸せでした。
そんな彼は出会って3年半ほどで
胃がんになり、発覚後、たった半年経たずで天国に行きました。
「おねい、俺は絶対死なないから大丈夫だぞ。」
癌の発覚時に彼が私に強く言った言葉を信じてました。
いなくなるなんて考えられなかったから。
信じられなかったから。
しかし、命というのは儚くあっという間にどうにもできなくなりました。
彼の病気にもっと早く気づけばよかった。
お腹が痛いって言ってたときに、もっと強く手を引っ張ってでも
病院に行かせなかったことに今も後悔が強くあります。
19歳であった私は、当時まだまだ人の健康に
気遣うほどの余裕もなく自分のことでいっぱいでした。
けど、きっと私よりも母の方がその後悔を強く思っていると思います。
お金は全てではありません。
しかし、お金があれば健康を守れます。
お金があれば心に余裕が持てて周りに気を遣えます。
お金があれば治療ができます。
お金があれば家族の健康を守れます。
自分の健康や、家族の健康は当たり前ではありません。
何かあってからでは、手遅れであり後悔しても遅いです。
彼が生きていた頃、
「おねいに子供とかできるのかなー??想像できないなー!けど絶対子供は産むんだぞ。子孫ほど愛おしいものはないからな。」
そんな風に彼が話してくれていたのをすごくすごく覚えています。
双子の息子たちに本当に会わせたかった。
妹の娘や息子、姪っ子甥っ子にも会ってほしかった。
本当に、本当に、生きていて欲しかった。
双子の息子達や姪っ子や甥っ子の成長を
こうして見ていくたびに、彼がどこかで見ていてくれているような気がいつもしています。
今は彼の代わりに私が家族を守ってあげれている。
そう、胸を張って言えるのは為替取引で稼ぐ力があるからです。
天国にいるお父さんへ。
今はもう安心して見守っていてね。
私が生きる今日は、もっと彼が生きたかった、今日で明日です。
私は生きているから。
私は今ある命を、人生を、全力で生きます。